皆さま、こんにちは。
6月下旬に差し掛かり、宮城県も6月14日に梅雨入りしました。
湿度が高く、過ごしづらい日が続いていますが、これから本格的な夏に突入します。(すでに真夏のような暑さを感じる日もありますが…)
本日は、2025年6月1日より義務化された熱中症対策についての投稿です。
職場における熱中症による死傷者数は2021年から右肩上がりとなっております。2024年には職場での熱中症による死傷者数が1,257人にのぼり、そのうち31人が命を落とすという深刻な状況でした。厚生労働省の統計によると、これらの熱中症による死亡災害の原因の多くが、初期症状の放置・対応の遅れです。
熱中症対応の基本的な考え方は、①見つける→②判断する→③対処するです。
①見つける
熱中症の重篤化を防ぐためには、早期発見が不可欠です。そのため、熱中症の自覚・他覚症状が現れたらその旨を誰に報告すればいいか?といった報告体制の整備が必要です。また、「管理者が作業現場を定期的に見回り労働者の状態を確認する」「2人1組などで作業を行いお互いの体調に気を配る」といった第三者の見守りも‶見つける″ために必要です。
②判断する
実際に、熱中症の疑いがある労働者を把握した場合、迅速かつ的確な判断を行い必要な処置を講じることが必要です。具体的な処置としては、作業からの離脱→身体の冷却(体を冷やす)・水分と塩分の摂取→必要に応じた医療機関への搬送です。(意識の有無だけで判断するのではなく普段と違う様子がないか、判断に迷う場合は#7119等に相談をする)
③対処する
熱中症は、体調や持病によって発症リスクに差があるため、発見から報告・処置までの流れについては、職場内の全員が理解し、個々の状態に応じた配慮ができるよう周知しておくことが重要です。
また、予防対策を講じることも大切です。作業環境の把握・休憩場所の整備(冷房を備えた休憩所、日陰のある涼しい休憩場所、身体を適度に冷やすことのできる物品の準備、水分と塩分の補給が可能な飲料水などの常備)は予防に繋がります。
弊社では、塩あめ・塩分と水分の補給可能な飲料水・写真のような携帯用冷却パックなどの処置キットを常備し、万が一の際にも迅速に対応できる体制を整えております。従業員全員で対策を徹底し、安心して働ける環境を整えながら、この夏も無事に乗り越えていきたいと思います!
以上、ゆっきーでした。